【大人の遠足・Tottorip】~好奇心をパスポートに、秘境(!?)鳥取へ、いざ!~

以前、東京に鳥取がくるという素敵なイベントについてのエントリを書いていたりしていたのですが。

ちょっとしたご縁とタイミングが合って、鳥取県にお邪魔してきました。最初に鳥取に行ったのは水木しげる記念館が出来てすぐくらいに家族旅行で行った以来だったので、約10年ぶりの上陸でした。今回、2泊3日の旅だったのですが、ほんといろいろあったなあ…というかネタ満載の珍道中でしたw

まず出発時から、羽田から鳥取に飛ぶための飛行機の空港到着が遅れていて。「新幹線と違って国内線の飛行機は結構アバウトなのね~」とぼやきながら、鳥取にはスタバがないので、2日間のスタバ断ちに向けてゆるゆるスタバ充して時間をつぶすこと1時間。さらにその後飛行機に乗り込んだ後、機材トラブルで結局羽田に2時間足止め。


余談ですが、今回初めてPassbookのアプリを使って搭乗したのですが、予約しているチケットに時間変更があると都度更新のプッシュが飛んでくる&チケット情報も最新情報に更新されるというのを体験できました。

それこもこれも、遅延あっての貴重な体験w

天候による影響で遅延することはたまにあるとしても、こんなに遅れるのは滅多にないですと鳥取県の方に言わしめた程の大遅延だったようで。 実際、飛んでる時間の方が短かったもんなあ。しかし、この予期せぬトラブルによりANAさんから大変珍しいモノをいただきましたので記念にパチリ。

遅延によって機内食がだせなかったのでその代金分をキャッシュバック!

ちなみに、戻ってきたこの1,000円は翌日「三徳山三徳寺国宝投入堂」の大修理に寄進させていただきました。▼屋根の一部になるそうです。

(なんだかとっても正しい使い方をした気がする…!)

珍道中のいろいろは今回のTottorip(鳥取旅行)企画のメインメンバーであるアルファブロガーのみなさまがトゥギャったり、ブロギングされてるので、是非そちらをご覧下さい。

いしたにさんが使っていらっしゃったTwitter公式動画投稿アプリ「vine」ですが、動画を見返してみると結構楽しいですw 撮る人のセンスが問われそうなのでわたしはうまく使いこなせなさそうですが…。


ちなみに2泊3日の行程はこんな感じでした。

【4月9日(火)】
11:15 羽田空港発 ANA295 → 12:35 鳥取空港着予定
<<ここで大幅に予定が狂う>>
・昼食:しゃぶしゃぶのルーツを探る@たくみ割烹
砂の美術館(会期直前の現場を探検!)
・鳥取砂丘(飛行機遅延により滞在時間約20分くらいw)
・三朝温泉散策:日本酒試飲!@藤井酒造株式会社
・三朝温泉:旅館@大橋(泊)
【4月10日(水)】
三徳山三仏寺投入堂(登山による修験道修行体験)
青山剛昌ふるさと館(大人になっても真実はいつもひとつ!)
・昼食:牛骨ラーメン@香味徳
・おやつ:世界一のどら焼き!?@丸京製菓
・鳥取の地元のブロガーオフ会に乱入。
皆生温泉:旅館@白扇(泊)
【4月11日(木)】
植田正治写真美術館(朝からみぞれみたいなのが降って極寒)
大山まきばミルクの森(4月半ばなのに雪がつもってたw)
とっとり花回廊(山盛りのチューリップ!)
・昼食:鳥取新名物「新かにめし」@御食事処さかゑや
水木しげる記念館&水木ロード散策
チュウブYAJINスタジアムを車中から眺める
16:10 米子鬼太郎空港発 ANA818 → 17:30羽田空港着

食べて、移動して、飲んで、移動して、体験してのフルコース!(帰りの飛行機がスムーズすぎて、本当は鳥取って近かったんだなと感じましたw)

ざーっと行程をおさらいしたので、今回のTottoripで気になった&感じたポイントを勝手にピックアップしてみます。

■交通手段について

移動は貸し切りマイクロバスでびゅーんと連れて行ってもらったのですが、これだけの場所を回ろうと思うとやっぱり車が最強だと思いました。個人的には地方の電車に乗って移動するのも好きなんですが、本数が圧倒的に少ないので 移動手段として組み込むのは難しそうだなあという印象でした。

JR WEST JAPAN SAKAI LINE
MEDAMAOYAJI TRAIN bound for Yonago station!


■天候・服装・装備について

4月中旬で、晴れの予報だったので傘は持っていかなかったのですが、3日間で何回か雨に遭遇しました。2日目の三徳山投入堂への登山は晴れてないと絶対無理なので、ほんと晴れてよかった!ラッキー!

3日目の天気が一番ひどかったのですが、朝、宿を出た後から 写真美術館到着時には雨がどんどんぼた雪に変わり、大山のふもとまで上っていくと完全に雪景色に…。

この日は米子の方へ移動した後も晴れてるけど風が冷たかったです。初日からウィンドブレーカーをなくした三浦さんが、道中ずっといじられてましたがw この雪のまきばの森で牛乳飲んでて、マジで寒そうでした…(見ててつらかったw)私は「ワンピース×カーディガン×トレンチコート」くらいでしのげましたが、 なんか首に巻くモノとか羽織れるモノを持って行くと役に立つかも。

ちなみに三徳山投入堂は結構な険しい山道というか、ふつうにロッククライミングレベルなので、入山前に靴底チェックがあります。靴底にデコボコ(溝)が少ないスニーカー(例:コンバース)はNGなので、わらじに履き替える必要があります(わらじ1足500円。わらじ用足袋400円)。

私はわらじが履きたかったのでわらじ着用で登ったのですが、わらじ最強でした!! 投入堂近くの水っぽい地面で吸水してしまって、若干ぐじゅっとなってしまって足の裏が気持ち悪かったのを除けば、グリップ力が半端ないし、すごい岩場とか蔦をつたって登らなければならない箇所でも一度も滑らなかった!
登山時の装備は足下が大事だと再認識。


■方言(因州弁・鳥取弁)について

そんなに訛りは気にならないなあと思ってたのですが、イントネーションがなんとなく上ずる感じ?でした。でも真似しようと思ってもなんかうまくできないし、なんだかふしぎな方言でした。

マイクロバスのなかでの雑談で、高橋留美子さんのマンガ「うる星やつら」の主人公ラムちゃんは語尾に「~だっちゃ!」とつけてしゃべるキャラクターだけど、ラムちゃんの「~だっちゃ!」は鳥取弁がルーツらしい!?と聞いたので、一応調べてみたところ…

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語尾の「~だっちゃ」「~っちゃ」は、井上ひさしの小説において用いられていた仙台弁(宮城県)に由来する。そこからヒントを得て、「勝手なやつら」の登場人物「だっぴゃ星人」(半魚人)が語尾に付ける「だっぴゃ」を可愛らしく「だっちゃ」にし、ラム語を作り出したのがルーツ。なお、仙台弁と同様に「~だっちゃ」「~っちゃ」が用いられる方言には因州弁(鳥取県)と佐渡弁(新潟県)があり、助詞(格助詞・終助詞・間投助詞)として文節末や文末に「~ちゃ」を付ける方言に、富山弁、山口弁、北九州弁および九州東部の豊日方言(宮崎弁など)があるが、促音化が見られず、「だ」も入らないことにより、いずれも「ラム語」の語尾とは異なる。 via @Wikipedia ラム(うる星やつら)

とのことなので、残念ながらルーツではありませんでしたw

 

■名産品の梨について

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梨の旬は夏なのでシーズンオフですが、鳥取といえば「砂丘と梨」というイメージを持たれることが多いんじゃないかなあと思います。ちなみに梨は「赤梨」と「青梨」という大きく2つの系統に分けられるそうで、有名な二十世紀梨は「青梨」系らしいです。しかし、最近新種も誕生しているらしく赤梨系の【新甘泉】という品種が出来ているそうです!なんといっても、この梨の名前がいいんですよね~。新しい甘い泉と書いて、「しんかんせん」と読むそうですw 【新甘泉】の旬は8月中旬~9月上旬で二十世紀梨より少し早く旬を迎える品種のようです。食べてみたいなあ~。

 

ゆるキャラについて

鳥取に到着してから、いろんな場所につれていってもらうたびに、ゆるキャラに遭遇しました。かわいいのも居たんですが、いろんなゆるキャラが居る中、ダントツでおかしいキャラがいたので、紹介します。

 

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◆名前:ネギマン
◆身長:約40メートル(突起部含まず)
◆体重:約8,800トン(白ネギ約800万本分)
 ※保湿量によって500トン前後変化する。


・・・。

厳密に言うと多分ゆるキャラではないんでしょうね、この人(いや、ネギ)。

ネギマンは鳥取県西部の弓ヶ浜半島に突如として出現した巨大な白ネギ。公式サイトによると、"なにしろネギですから何を考えているかは今のところ理解不能で、人類との意思疎通は難しいと考えられます。"とのこと。

ホームページもネギマンの歌PVも色々つっこみどころ満載でおもしろいですwちなみに、イベント出演料3万円で来てくれるそう(貸し出しはしていない)なので、興味のある方は是非。

そもそも「なんでネギなんだろう」と思っていたのですが、鳥取県は白ネギの生産量日本一らしいです。となると白ネギといえば初音ミクさんしか思い浮かばないのですが。

このイベントみたいに白ネギ生産量日本一の鳥取県さんは、何かしら乗っかるべきかと…!


と、いうかんじでTottorip振り返りの導入エントリをまとめてみましたが、書きたいことが多すぎてまとめるのが難しい!この後は、相棒のナノ一眼Pen Qで撮り溜めた写真と一緒に個別掘り下げエントリを更新していく予定です!
しばらく鳥取エントリがつづきますが、引き続きどうぞおつきあいくださいませー。

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