カメオのブローチのようなレントゲン写真のようなmameのアイコンバッグ
カメオブローチのような不思議な質感。また、X線撮影された物体のようにも見えるこのカバンは、なんとポリ塩化ビニールでつくられているそうです。骨格標本にも見えるかもしれない。
2013-14年秋冬シーズン限定新色ピンク、かわいすぎる。
「mame」のポリ塩化ビニールのバッグは定番として毎シーズン発表されているアイコンともいえるアイテム。バッグはデザイナーの黒河内さんがサンプルを手作業で制作し、量産用に型紙をおこしているそうで。そのパターンをもとに数箇所の工場で塩化ビニールのシートがカットされシートが成型された後、手作業でパーツが取り付けられようやく完成となります。
Fashionsnapのインタビューに「mame」のデザイナー黒河内さんのお話が載っていました。
最初は全て自作していた?
プロトタイプのバッグは自分でカッターで切り、編み込み、そのサンプルを持って相談しに行きました。今は、裁断、パーツ加工、成型と組み立て、全て違う工場にお願いしています。最終的には高周波ウェルダーで溶着しているんですが、それを請け負ってくれているのは浮き輪や玩具を作っている工場。ポリ塩化ビニルは水道管や車のパーツなど、工業的に多く使われている素材です。最初は工場の方も苦戦していましたが、色々な人のお陰で製品化出来たものが、定番と呼ばれて多くの人に使って頂けるのはとても嬉しいことです。
”高周波ウェルダーでの溶着”ということばは、ファッションから遠いことばに思えますが、工業用だったり日用のものをファッションに昇華するためのデザインを具現化するには、素材に対応する高度な技術がなくてはならないのだなあと。
誰もが知っている素材だけど、ギミックやデザインで全然違うものに見えることが面白いと思いました。
「mame」のアイコンバッグの魅力は黒河内さんのこのことばに尽きると思います。もとはただの塩化ビニールだったのに、「欲しい!」と思わせるのは彼女の言う、ギミックとデザインがそうさせている(はず)。
mameを知ったのは服部円さんのinstagramで2014S/Sのお洋服に出会ったのが最初
2014 spring summer | collection | mame
そうそう、このワンピースだった。腕とデコルテのレースが麗しい。あと渋めで品の良い赤色がなんともいえず良いなあと思ったのを思い出しました。
2013F/Wのブラックドレスとアイコンバッグのピンクの組み合わせが好きすぎる
2013 fall winter | collection | mame
2013F/Wのコレクションは全体的に好みド真ん中。しかしコレクションのお洋服は知ったときには時既に遅しで、なかなか手に入らないのが悲しい。その点アイコンバックはずっとあるアイテムなのでうれしい。
セレクトショップが中心の展開だけど、ZOZOでも一部手に入るみたい
このがま口タイプもかわいい。黒の方が写真写りが良いけど、透けてないホワイトの方がいいなあ。とはいえ、おいそれと手を出せるプライスではないのでオンラインで簡単にポチっとするのは私はこわいのですが……(小心者)。一度実物を手にとって見てみたいなあ。
mameのバッグもだけど、新しい通勤用かばんとパキっと明るい色のトレンチコートが欲しくなっている今日この頃です。
関連リンク
- 【インタビュー】デビュー3年「mame」黒河内真衣子のルーツとデザイン | Fashionsnap.com
同世代というのを知ってびっくり。応援しています。 -
MADOKA HATTORI -BLOG-|.fatale|fatale.honeyee.com
まどかさんが見たモノ、食べたモノ、行ったトコロをいつも参考にしています。憧れの生活。 -
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嗚呼、春だ。タイツ脱ぎたい。