安野モヨコさんの食べ物エッセイ「くいいじ」は、もしかして。
2009年刊の御本だったのですね。大好きな安野さんかつ「たべもの」がテーマなのに全くノーチェックだったのが、口惜しい。
口癖は「お腹へった」。昼ごはんを食べながら夕食のメニューを考えるほどの食いしん坊な漫画家・安野モヨコさん。激しく〆切中なのに編集者の目を盗んで ディナーの予約を入れ、数々の差し入れをモグモグ。友人が遊びに来れば、冷蔵庫が空っぽになるまで料理をし、ベジタリアンの夫の好物である豆を煮る。散歩 のときに何か食べたくなって鎌倉のお店を食べ歩き、おいしいものを存分に食べるため、絶食ダイエットに挑戦……。こんな、どうにも止まらない自らの「くいいじ」を描いたエッセイ集。安野流簡単レシピやお気に入りの調味料、器もちょこっと紹介します。(BT)
via @文藝春秋BOOKS
もくじはこんな感じ。
なんと、特設サイトまであったんですね。プレゼントキャンペーンもあったのか…益々口惜しい。てぬぐい欲しかった。
そうそう、タイトルの「もしかして」のつづきですが。安野モヨコさんの作品で「働きマン」という2006年から「モーニング」で連載されていた作品がありまして。当時、就活真っ盛りだった私は「働きマン」という作品に非常に感化され、「主人公の松方弘子みたいなバリキャリOLになって、東京に行ってやる…!」なんてことを夢見ながら、毎日毎日これでもかと落とされる面接に泣きベソかきながら立ち向かっていたのでした。残念ながら、「働きマン」は2011年に休載となってしまったのですが、今でも続きが読みたいとちょっと思ってます。ただ、あの頃とは状況も違うから、つづきは難しいかなあとも思ったり。
で、その「働きマン」の主人公、松方弘子こと"ヒロ"のバッグの中には内田百聞の本が入っていたり、単行本第4巻では、急病で倒れたデスクのお見舞いに内田百聞の「御馳走帖」をプレゼントに持って行くという場面がでてくるのです。なので、きっと安野モヨコさんの「くいいじ」は内田百聞リスペクトなモヨコさん版「御馳走帖」なんだろうなあと勝手に邪推。
となると、益々読みたくなるというもので!気付くのが遅かった分、アマゾネスにも中古版が出てるので、さっそくポチろうかなと。
安野モヨコさん、今は朝日新聞の「オチビサン」のみ連載されてるようですが、ときどき庵野秀明監督のエヴァ関係の展示でちょこちょこイラストとかが飾られていて、そういうの見るだけでもなんかうれしくなります。
バッファロー5人娘の単行本化もうれしかったなあ。
ということで、気になる本に気付かせてくれた id:hotelalphavill ちゃん、どうもありがとう。