「サ」を10個に「中」と書いて「サトナカ」と読む、伊勢・河崎うまれの現代風御神饌クッキー。

ササササササササササ

伊勢神宮は20年に一度の大祭、式年遷宮の年ということで、平日も宿泊先を押さえるのが大変なくらい人が訪れているそうです。お仕事で「参りましょう。伊勢志摩」というディスティネーションキャンペーンをお手伝いしているので、たくさんの方が伊勢に行ってくださるとうれしいのですが、プロモーション関係の取材クルーが泊まる宿が押さえられないかも？とかいう話が来たりすると、さすがにひやひやします…。うれしい悲鳴とはまさにこのことですね。

私自身、取材立ち会いや、ポスターグラフィックの撮影で訪れたことはあるのですが、伊勢神宮にきちんとお参りをしたのは実は昨年のゴールデーンウィークに友人と行った時が初めてでした。写真もいっぱい撮って、改めてブログに書きたいと思いながらずっとあたためています。。そして今回のエントリもその旅の話ではなく、とある説明会でいただいたおみやげが私が好きな伊勢・河崎にあるお店のお菓子だったのでそのご紹介です。

しょっちゅう伊勢に出張している先輩に「お酒を楽しむのにおすすめのお店はありますか？」と質問をしたところ、おすすめそのお店はどちらも「河崎」というエリアにあるお店とのこと。

「河崎」は江戸時代から、勢田川の水運を利用した問屋街として発展したまちで、「伊勢の台所」とも呼ばれており、伊勢神宮への参拝客をもてなすまちとして賑わっていたそうです。陸運が発達した現在ではその役目が終わってしまいましたが、勢田川沿いは当時の古い蔵を利用したお店がオープンし、昔と今が融合した伊勢の新たな観光名所となっています。外観は古い蔵をそのままに、中は現代風にアレンジされた建物はとても趣があって、とても好きな場所です。

ちなみにおすすめのお店の一軒目は「虎丸」さん。

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d design travel 特別編集号三重 - D&DEPARTMENT

「虎丸」さんはナガオカケンメイさん主宰のD&DEPARTMENT「d design travel 特別編集号三重」でも紹介されていました。

そして、もう一軒のおすすめのお店は、「珠家」さんです。
「虎丸」さんは新鮮なお魚と和酒が美味しいお店で、 「珠家」さんは家庭料理とワインを楽しめるお店です。しかし、残念ながら「珠家」さんは2013年3月で閉店してしまいました。閉店された理由はこちらのブログに書かれていますが、お昼のお仕事を中心にしたいという思いからとのことだそうです。

そのお昼の仕事というのが「モナリザ」というおみやげやさん＆カフェで、そこで売っているのが上のinstagram写真のお菓子です。是非詳しくはこちらのサイトを見ていただきたいなあと思うのですが、サイトから少し引用させていただきながらご説明をば…。

サトナカ　ササササササササササ中　伊勢河崎　 

先述の通り、「伊勢・河崎」はかつて水運がさかんだったころ、勢田川から運び込まれる物資をさばき、お伊勢参りで賑わう町へと供給していました。

その中でも魚市場があった「里中・サトナカ」には河辺七種神社もお祀りされ、大変栄えていたそうです。そしてどの商家にも立派な神棚があり、その神棚にお供えされた御神饌のうち、「塩・米・酒」をお菓子に仕立てたのが「サトナカ」なのです。

ササササササササササ中について

伊勢神宮の御神饌でもある「塩・米・酒」を現代風にアレンジ、クッキーにしました。粉は三重県産あやひかり、酒粕は多気町にある元坂酒造の純米吟醸酒粕を使用。塩は神宮御塩田のある二見町、神前海岸で汲んだ海水から作った「岩戸の塩」を使っています（塩はすべてのクッキーで使用しています）。