やわらかスピリッツで連載していて単行本になった「おしゃべりは、朝ごはんのあとで。」がかなりおすすめ。
こないだ道玄坂の「立呑み なぎ」さんを紹介するエントリをpostしたら、さっそくおともだちが声を掛けてきてくれて、一緒に行ってきました。
そしたらその時におともだちが「この本、よかったら読んでみて」とプレゼントしてくれたのが、写真のコミックスでした。
「やわらかスピリッツ」というステキなサイトがあるのですが、なんなのかというと、こんな感じのサイトです。
吉田戦車さんが書いたなまずのキャラクター(ゆるい)もかわいい。
で、表題のコミックスは「やわスピ」金曜日に連載されていた秀良子(hideyoshiko)さんの作品。もともとは『恋のまえにクロワッサン、愛のあとには目玉焼き。』というタイトルで連載していたみたいです。
「おしゃべりは、朝ごはんのあとで。」はこんなお話。
締切に追われ、まともな食事は打ち合わせのついで……。そんな食生活底辺の漫画家が自腹をきって挑む、絶品朝食をめぐる旅エッセイ!究極の朝食求めて日本全国(たまに海外)に旅立ちます!!
と、紹介文は前のめりに熱いかんじですが、中身は至ってゆるやかなかんじです。秀良子さんご本人の自画像?の謎キャラがかわいすぎて、一気に引き込まれます。
食事の描写については、そこまでずば抜けて「おいしそう!」と思わなかったというと大変に失礼なのですが(ごめんなさい><)…。
思うに、このコミックスの良さは、大げさにシズル感を出して煽るのではなく、秀さんの自身の謎の自画キャラが、もそもそと食べ物を食み、目をうるうるさせたりするところとか、他の登場人物(担当編集さんとか秀良子さんのお友達とか)とのなんとも言えない絶妙なテンポの会話に良さがあると思いました。そして、それがなんかおいしそうに感じるという不思議なマンガです。
もちろん試し読み的にサイトの方でも読めるのですが、いや、違うな。やわスピ自体がもともとWEBで読めるコミックスなので、そっちで読むものなのですが、単行本を是非是非買ってみてほしいです!!!
なぜかって?
実はですね、この本をプレゼントしてくれたともだちから言われたのが、「つづきを読みたいんだけど、続編の連載はこの本の売れ行きにかかってるらしく云々…(意訳)」という話でして。つまり、わたしが続きを読みたいからです!!!
続編が始まるまで、秀良子さんの他の作品を読んで首を長くして待つことにします。
あんまり朝ごはん食べるタイプじゃないんだけどね、たまに食べると多幸感あるってことは、下記のエントリでも体験済み。