電車と温泉を心地よいひとつの場所に見立てて楽しむ「ことでんおんせんポカリスエット」広告との邂逅と再会。
うだるような暑さで、日本列島自体がサウナのようになっていますが、そんな真夏のある日、ブレーンという雑誌をぺらぺらめくっていたところ、また出会ってしまってしまいました。前に見たのはいつだったんだろうと確認してみると、今年の冬でした。
最初見たとき、度肝を抜かれましたね。
制服のまま湯船につかる車掌さんとおぼしき人。白い手袋をした右手にポカリスエット、ひだりてには白いさかずき。
なんなんだいったいと目を疑うこのグラフィック。
その正体はというと、 香川の「ことでん」こと琴平電鉄と仏生山(ぶっしょうざん)温泉が協力した、ことでんと仏生山温泉の割引きっぷ企画の広告でした。
このプロジェクトは2012年5月にはじまったそうで、2013年3月~5月に第一弾を実施。つづいて今年の6月からはセカンドシーズンということで、来年2014年3月31日まで継続実施中のようです。
ブレーンには監修者の岡昇平さんのコメントが載っていました。
「改札口が番台。湯上がりに涼むなら、車窓が最高じゃないか。電車を温泉のように、温泉を電車のように表現する。電車と温泉をひとつの場所に見立てることをコンセプトとしました」
とのこと。
乗車入浴券は竹製のうちわだそうで、運賃+仏生山温泉入浴券+タオル+うちわ+ポカリスエットで、1,000円。あらお得。
発売場所など詳細はこのエントリの一番下に引用させていただいたのを載せておくので、そちらをどうぞ。
しかし、このグラフィックの撮影の現場、暑かっただろうなあ。
制服のまま湯船ってのも衝撃的ですが、ことでんのキャラクター「ことちゃん」がきぐるみのままこの湯気もうもうの中で撮影に臨むとかめちゃくちゃ過酷そう。でも、ほのぼのした雰囲気はただよってくる、不思議なグラフィックです。瀬戸内芸術祭もやってるし、香川に立ち寄られる方は是非。
ちなみに乗車入浴券の竹製のうちわはいちおうきっぷの役割なので、駅員さんに頼むと改札鋏を入れてくれるそう。ことでんマニアにはたまらないでしょうな。
ことちゃん、かわいい!そういえば、こないだ香川に出張していた、松田さん&ゆりさんがおみやげにことちゃんパスケースを買ってきてくれました。うふふ
ことでんおんせんポカリスエット 広告 20130301-0531
※Facebookページにリンクしてあります。
主催:高松琴平電気鉄道株式会社 ・仏生山
温泉協賛:大塚製薬株式会社
プロデューサー:真鍋康正(ことでん)
写真家:GABOMI
監修:岡昇平 (仏生山温泉 番台)・高橋信雅(仏生山温泉 番台)
出演:ことでんの皆さん・設計事務所岡昇平の皆さん
セカンドシーズンはこちら→ ことでんおんせん広告(2nd season)20130601-
ことでんおんせん乗車入浴券(うちわ型企画切符)
- 発売期間:好評発売中 ~ 平成26年3月31まで
- 発売金額:大人 1,000 円 (大人のみ)
(運賃+入浴料+仏生山温泉オリジナルタオル+うちわ)
- 有効期間:1日間
(前売りは、発売日から1箇月間のうちで購入時に指定した1日に限り有効です。)
- 有効区間:仏生山駅から310円区間
【琴平線】高松築港、片原町、瓦町、挿頭丘、畑田
【長尾線】花園
【志度線】今橋、松島二丁目
※設定区間を自由に乗降できます。
※有効区間外をご利用された場合は、区間外乗車分の普通運賃が別途必要になります。
- 払戻し:使用開始前に限り払戻しいたします。
※その際、払戻手数料が180円かかります。
※ 使用開始後は、電車・バスの遅延等による払戻しはいたしません。
- 作者: GABOMI
- 出版社/メーカー: 赤々舎
- 発売日: 2012/08/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
ことでん仏生山工場 の本とかも出てるんですね。あ、写真家のGABOMIさんの写真集かあ。