満開のさくら越しの観覧車と、はじめての都電荒川線のこと。

生活動線上にさくらの木があまりなくて実感がなかったのだけど、 ラジオから開花予想を裏切って、例年より10日前後早く花が開き、3月末を待たずに満開になるという話が聞こえてきた。

散ってしまう前に、お花見に行きたいなあと思っていたら、日曜日が雨予報だというので、「土曜日のうちに行っておかなくちゃね」、「どこにいこうか」という話をして 「荒川にいってみようか」ということになった。


ちょうど東横線と副都心線の相互乗入れも開始したので、中目黒駅から東急の車両で副都心線を進んでいき、雑司ヶ谷駅で下車。

副都心線の駅は比較的新しいなあと思いながら長いエスカレーターを登って、 地上にでると、すぐに目の前に都電荒川線の「鬼子母神前」駅が見えた。
都電雑司ヶ谷駅は鬼子母神前駅の次の駅だった。)

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普段は「三ノ輪橋~早稲田間」を1時間くらいで運行しているようだけど、その日は"お客様混雑"でダイヤが乱れていた。遅れて到着した車両は想像していたよりも車幅が細く、これで小さな駅に列をなしている人が全員乗れるのかと不安になったが、 案外奥行きが長く、とりあえず全員乗り込むことができた。

都電荒川線の車両は基本的にラッピングでデコレーションされてるので、 すれ違う時にそれを見るのが楽しい。(新しい形のピンク色の車両がかっこよかった。)
また、5分に1本間隔で運行してるので、 お客さんの乗降にもたつくと、あっという間に後続車両が近づいてきて、 間隔を詰めてくるのが、電車ともバスとも違っておもしろかった。

最初は「荒川区役所前」をめざしていたのだけど、各駅停車のスピードで進んでいると結構時間がかかるので、目的地を変更して「荒川遊園地前」で降りることにした。


駅前には懐かしいジャポニカ学習帳を置いてる文房具屋さんがあって、 その向こうに桜並木が続いていた。 そのまま、こどもたちが走り回る並木をまっすぐ行くと、 こじんまりとした色とりどりの観覧車が見えてきた。

大道芸人をとりまく人だかりを横目に入園チケットを買って、園内をぐるりと廻って、都電ミニ資料館をひやかしたり、スワンの池の白鳥に近づいてみたり、
チープだけど逆に乗ると怖そうなジェットコースターの音にどきどきしたり、
コーヒーカップがなぜあんなに回転するのか未だにわからないと話したり、
孔雀が羽を広げてるのを人生で初めて目撃したり、
もう、観覧車は乗るものじゃなくて、
こうやって下から見上げるものだなあと思ったり。



一通り園内を散歩をしたところで荒川沿いに行ってみようということになり、 遊園地をあとにして「水上バスのりば」という看板に導かれるままに歩いてみたところ、
水上バスは残念ながら4月からの営業で、しかも運航期間中も平日の午前限定といった運航スケジュールだった。(ちなみに2013年のスケジュールはまだ未定の様子。)

水上バス発着所|あらかわ遊園公式ホームページ


その後は、川沿いのさくらを楽しみつつ、来た道を戻りながら 途中にあった風情あるもんじゃと駄菓子のお店「こどもの家 きくや」さんに ふらりと立ち寄り、もんじゃ(と瓶ビール(小))をいただいた。

具はキャベツだけで、青のりの風味と紅生姜が少しきいている素朴な味が、美味しかった。店内の雰囲気とかメニューとか、こちらのブログで写真と共に紹介されてたので、ブクマ貼っておきます。

こどもの家 きくや - 40男の衣食住


人混みに揉まれながら目黒川の両岸を彩るさくらを見るのも都会のお花見っぽい感じでよかったけど、 わたしにはこれくらいの感じがちょうどいいのかもしれない。
(さくらの花越しに見た、観覧車の写真は結構お気に入り。)


「あらかわ遊園」
http://www.city.arakawa.tokyo.jp/yuuen/
■開園時間
午前9時~午後5時
ゴールデンウィーク期間の日曜・祝日と夏休み期間の日曜は雨天を除き午後6時まで)
■利用時間
のりもの広場:午前9時~午後4時30分
魚つり広場 :午前9時~午後4時30分
ふれあい広場:午前10時~午後3時30分
■入園料
大人:200円(65歳以上:100円)
小中学生:平日無料、土日祝と春・夏・冬休みは100円
小学生未満は無料


荒川遊園


「こどもの家 きくや」
9:30~17:00 ランチ営業、日曜営業
03-3800-1067

こどもの家ホームページ

こどもの家 きくや - 荒川遊園地前/もんじゃ焼き [食べログ]

 

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