春の風物詩「いかなごのくぎ煮」と「醤油手帖」のこと。

きのうの朝、母から「いかなごくぎ煮とクッキー送ったよ。」とメールがきていたのだけれど、帰ったらポストにこれが入ってました。昨年送られてきたときはこんなシール貼ってなかったのに、兵庫・神戸の郵便局ではレターパック用にわざわざこのステッカーを用意してるんだろうか…。おもしろいけど、需要どれくらいあるのかな…。

いかなごくぎ煮」とは、ちりめんじゃこよりちょっと大きいサイズの小魚をお醤油と砂糖と生姜であまからく煮た佃煮のことをそう呼びます。関西全域で作られる&食べられているのではなく兵庫県の播磨・明石、神戸・垂水、淡路島北部あたりの郷土料理?慣習?のようですので、他の土地の人はあまり馴染みがないんじゃないかと。

私は出身がそっち方面なので、定期おかん便(あるよね、そういうの。)とは別に毎年この時期になると実家からゆうぱっくなりなんなりで送られてくるのです。妹はこのあまからい味付けが好きだったようですが、わたしはあんまり好きじゃなくて。

なので、これが届く度に魔女の宅急便の映画の中で、キキが「にしんのパイ」をおばあさんの孫娘に届けたときに「わたし、このパイ嫌いなのよね。」と言われるシーンを思い出します。でも、年を取るにつれて私もいかなごをおいしく食べられるようになってきたし、「ああ、もうすぐ春がくるんだな~。」と思えるようになってきました。成長!

イカナゴ(玉筋魚、鮊子 Ammodytes personatus)は、スズキ目 ワニギス亜目イカナゴ科の魚類。様々な地方名があり、稚魚は東日本で「コオナゴ(小女子)」、西日本で「シンコ(新子)」。成長したものは北海道で「オオナゴ(大女子)」、東北で「メロウド(女郎人)」、西日本では「フルセ (古背)」、「カマスゴ(加末須古)」、「カナギ(金釘)」などと呼ばれる。イワシなどと並んで沿岸に於ける食物連鎖の底辺を支える重要な魚種である。

このサイト、「いかなご」と「いかなごくぎ煮」情報がものすごくまとまってる…。
あと、もう間に合わないみたいですが、1月~2月に出願して3月に試験がある『神戸いかなごくぎ煮名人認定』という試験があるみたいです。ニッチ!
そして、
楽天市場のリンクも貼ってあるので、食べてみたい人は是非。直近で私に会う約束があるひとは母謹製のモノをおすそわけします(いらないかw)。あまからおつまみなので日本酒にも合いそうな気がするんだよね~。


あと、いかなごつながりでこんなモノがあるようです。

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この「いかなご醤油」、秋田の「しょっつる」能登の「いしる」に並んで、日本の三大魚醤油のひとつらしいです。しょっつるは聞いたことあったけど、いかなごの醤油なんてあるんですね。

あと、醤油で思い出したのですが「醤油手帖」なるものがあるそうで、私自身はコミケで本を売られているという話や、3月3日に目黒にある和酒バルKIRAZで「醤油と日本酒の夕べ」というイベントをやっていらっしゃったの知人伝いで知ったのがきっかけでした。

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「醤油手帖」ブログid:shouyutechou )もはてなブログ

今度のイベントは見逃さないように、ブログ購読&twitterもフォローしました。かんぺき。現在vol.4まで出てるみたいですが、KIRAZにも置いてあるらしいので今度行ったら買ってみようかなあ。ステッカー好きとしては「醤油をこぼすと染みになる特製シール」も気になっています。
↓これね。

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醤油手帖vol.1 〜たまごかけご飯専用醤油編〜通販のお知らせ - 醤油手帖

このエントリ内に「醤油手帖」とシール通販のリンクが載ってます。
用途不明だけど、欲しい!

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